自律性がストレスを軽減

一度主体的に感情を受け入れ整理したうえで、日々の生活や仕事へのモチベーションをあげられる可能な事を考えてみてください。自分の感情を受け入れた上で行動を選ぶことは、曖昧に感情を押し殺し無理に行動を起こすことよりもストレスが少なくなる、と前述のサンダー氏はいいます。

最近はどう1日を過ごすか、どんなルーティンなのかと生活自体を動画にするYouTuberが増えているようです。このような動画を見ることで、他の人の生活への向き合い方が刺激になり、モチベーションもあがるかもしれません。しかし、つい時間を無駄に過ごしてしまったり、楽しそうに過ごしている他人と自分を比べて落ち込んでしまったりすることもありますので、ほどほどにした方が良いでしょう。

また、インターネットの雑音から離れ本を読むこともいいかもしれません。小説の世界に浸ることは、動画やテレビとは違いイメージを押し付けられないので想像力が豊かになります。

在宅ワークでモチベーションをあげる方法

家で1人で仕事をしている場合、仕事へのモチベーションを保つのも大変です。家にいるとなかなか集中出来ません。そこでサンダー氏は「オンライン・コワーキングの利用」をすすめています。カメラを使って一定の時間、見知らぬ人と各々の仕事に専念するよう監視し合うというオンラインのコワーキングスペースを提供するサイトは増えています。

1人で家にいるとパジャマのままだったり、つい間食してしまったりとだらしなくなりがちです。また、つい他のことに目が行ってしまったりと集中しづらい時もあります。誰かに見られていると思うと、きちんと身支度もしますし、緊張感がでます。「3時間頑張ろう」など、時間を制限してメリハリもつけやすくなります。

行き場のないどんよりとした感情を抱えている方は、一度自分の感情とじっくり向き合ってみるといいかもしれません。それから、モチベーションがあがることをあれこれ試してみてください。そんな事をしているうちにコロナトンネルの先は見えてくるのではないでしょうか。

参考資料

美紀 ブライト