貯蓄ゼロの世帯は、決して珍しい存在ではありません。金融広報委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」の調査から、16.1%の世帯が金融資産を持っていないことが分かっています。およそ6世帯に1家庭は貯蓄がないのです。

そこで今回は、そんな貯蓄ゼロ世帯でも「3ヶ月で10万円貯める」ための食費節約術をご紹介します。短期集中で節約リズムを身につけ、「貯め体質」を目指しましょう。

3ヶ月続けば変わる⁉節約上手な「貯め体質」に

3ヶ月の節約と聞いて「短いのでは」「将来的な資金は作れないんじゃないか」と考える人もいるかもしれません。ですが、現時点で貯蓄ができていない人は、知らず知らずのうちに浪費体質になっているおそれがあります。

まずは3ヶ月という短期で10万円という具体的な目標を掲げ、行動を起こすことに大きな意味があります。「30年後に1,000万円」というと途方もない目標に見えますが、3ヶ月で10万円なら達成可能な気がしてきませんか?

3ヶ月で10万円というと、1ヶ月で約3万3千円です。まずはスマホの契約内容や使っていないサブスクなど、意識せず支払っている固定費に目を向けてみましょう。場合によっては、そこで1万円近い節約が可能になることもあるのです。

さらにしっかり節約に取り組むために、今回は食費に注目。食費が肥大化している家計の場合、食費の見直しで2万円近く節約できることもあります。食費節約というと「食事を抜く」「量を減らす」などマイナス面のイメージが強いですが、それはもちろんNG。ポイントは「無駄をなくして食費をスリム化・栄養はしっかり摂る」ことです。