3.時代の変化に対応できない

「昔はこうだった」「仕事というものは…」が口癖で、苦労自慢や昔話に花を咲かせるのがこのタイプです。 過去の栄光や若かりし頃のエピソードを何度も話して聞かせる様子は、多くの部下にとって面倒くさい上司と言えるでしょう。

時代の変化に対応することが苦手なので、最近ではWeb会議、チャットツールなどにも消極的。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で在宅勤務が推奨されても「顔を合わせることが大事」「会った方が早い」などと言ってテレワークを認めようとしません。

また新しい考え方や取り組みを導入しようとしても「今まで通りでいい」と現状維持志向が強いのも特徴です。新しいツールに「もうトシだから分からない」と開き直る上司だと、部下もうんざりしてしまいます。

4.感情的で周りを振り回す

感情的なタイプも困りものです。筆者が出会った上司はまさにこのタイプで、その時の機嫌によって周りへの態度がコロコロ変わり、一緒に働くのが大変でした。

機嫌が悪い時は見るからにイライラした様子で、口調が攻撃的になったり、企画をほとんど却下したり。そうかと思えばニコニコ話しかけてきて、急に褒め始めたり…。感情の起伏があることは人間的とも言えますが、部下としては仕事に持ち込んでほしくないのが本音でした。

感情的ということと、心をオープンにすることは全く違います。部下が上司の機嫌や顔色を伺ってばかりの職場では、スムーズに仕事を進めることもできません。

5.仕事ができない

そして最後は、単純に仕事ができないタイプです。年功序列が根付いている会社では、勤続年数によって昇進するため「できない上司」のもと働く場合も少なくありません。そして意外とこういった上司は多いのです。

同じミスや失敗を繰り返したり、明らかなスキル不足だったりしても、高い給料をもらっているとなれば納得いかない部下も多いでしょう。さらに「生活のため」「定年まで逃げ切れば」というやる気のなさが加わると、ダメ上司と認定されることは間違いありません。