さらに2020年1ヶ月当たりの支出総額を見てみると、以下の通りになります。
猫1ヶ月あたり支出総額※医療費等含む
- 平均支出額:8289円
- 中央値:5000円
うち猫1頭飼育者の支出総額
- 平均支出額:7252円
- 中央値:5000円
うちネコ複数頭飼育者
- 平均支出額:1万2194円
- 中央値:8000円
中央値とは、金額が少ない方から順番に並べていった時に、ちょうど真ん中にくる数値です。
猫1頭飼育者の平均支出額が1ヶ月7252円ですが、猫の年齢ごとに算出した平均支出額を平均寿命まで足して算出された生涯必要経費は123万5071円という結果が出ています。
興味深いことに、外に出る猫の生涯必要経費が127万6128円なのに対し、寿命が3年程度長い屋内飼い猫の生涯必要経費は126万1493円となっています。
屋内飼いの方がお金がかかってないのは驚きですね。
猫は1年間に何回病院に行くのか
次に飼い猫の病院へ通う頻度について見てみたいと思います。
我が家の猫は病院が大嫌いで、なかなかおとなしく通ってくれませんでした。
歯周病になってからは注射が1回6000円(2週間に1回)、3ヶ月に1回の頻度でお薬をもらいに通っていました。
1回あたり1万円程度のお薬代がかかりましたが、この薬は生涯飲み続けなければならないため、地味に辛い出費です。
猫は大切な家族ですが、我が家が猫を飼い始めたときにはペット保険がメジャーではなかったため、保険に入っていませんでした。
すべて自費となってしまったのは辛いところでもありました。
それでは先ほどの調査結果から、ペット(犬猫)が最近1年間で動物病院へ行った平均回数を年齢別に見てみましょう。
結果は以下のとおりです。
最近1年間動物病院へ行った回数(年齢別)
- 0歳:2.21回
- 1~3歳:2.68回
- 4~6歳:1.94回
- 7~9歳:1.38回
- 10~12歳:2.27回
- 13歳以上:2.33回
3歳までと10歳以降の通院回数が若干多いですが、どの年齢でも年1回以上は通院している猫が多いと言えそうです。
猫は体調不良を隠そうとすると言われています。
そのため、飼い主が気付く頃には症状が悪化しているケースも多々あります。
いつ何時、病院に連れて行かなくてはならないか分からないため、常に病院代はしっかり準備しておきたいですね。