上司や役員の柔軟で社員思いの態度に感動

「ウチの会社ってすごく社員思いだな、と感動した」と話すのは、やはりIT企業で働く20代のDさんです。

「業界の中では比較的早くテレワークに移行してくれたし、PCR検査も心配ならいつでも受けられる体制にしてくれた。いまの職場は個人情報を扱うから在宅勤務ができないと思われていた部署も多いけれど、そういうところもかなり柔軟な運用にしてくれた」と話します。

「役員も『無理して出社する必要はないから、本当にどうしても、というときだけ出社にしなさい』と言ってくれる。在宅勤務に移行できる職種でも、今もまだ会社の在宅勤務体制が整わないという人もいるけれど、そういう会社じゃなくてよかったと思ってしまう」と続けるDさん。

また、Dさんの上司はテレワークだけでなく時差出勤についても寛容で、「必要最低限の出社に抑えて電車のピーク時は避けて、用事がすんだらすぐに帰りなさいと言ってくれる」のだそう。

テレワーク手当も役員からの進言で出してもらえるようになるなど、非常に柔軟で社員を大切にする態度に感激したというDさん。「こういうときに会社が優しくしてくれると、仕事でちゃんと返していこうと思う」と話していました。

おわりに

コロナ禍への対応の違いで、会社に対して信頼を深めた人もいれば、会社への不信感をつのらせた人もいたようです。こうして話を聞いてみると、社員を信頼してくれるかどうかが一つのポイントのようですね。みなさんの勤め先はどうだったでしょうか?

大塚 ちえ