三井不動産が8連騰、株式市場高騰のシグナルか?

【東京株式市場】2016年10月24日

株式市場の振り返り-決算発表の本格化初日。薄商いの中、日経平均株価は小幅反発

2016年10月24日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 17,234円(+49円、+0.3%) 反発
  • TOPIX 1,367.6(+2.3、+0.2%) 反発
  • 東証マザーズ総合指数 949.6(▲3.6、▲0.4%) 3日続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,231、値下がり銘柄数:619、変わらず:135
  • 値上がり業種数:21、値下がり業種数:12

東証1部の出来高は14億713万株、売買代金は1兆5,658億円(概算)となり、5月末以来となる約5か月ぶりの低水準となりました。今週から上期の決算発表が本格化しますが、それを見極めようとする動きが強まったようです。しかし、この薄商いでは証券会社の収益悪化が懸念されることは否めません。

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ただ、そのような閑散相場の中、日経平均株価は反発となり、とりわけ、後場に入ってから下値の堅さを印象付けました。25日(火)から、発表された決算内容が株価を動かすドライバーになるのか注目です。

一方、東証マザーズの出来高は4,625万株、売買代金は857億円でした。いずれも前日より減少し、売買代金は再び1,000億円割れとなっています。この薄商いは、大型株以上に心配される水準です。また、総合指数も3日続落となるなど、新興市場における買いのテーマ不足は深刻です。何か資金流入のきっかけになるような材料が欲しいところです。

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新型ゲーム機が不評の任天堂が連日の急落、新興市場はユーザベースが早くも息切れ

個別銘柄では、住友不動産(8830)などの不動産株が好調でしたが、とりわけ、三井不動産(8801)は8連騰を記録しました。また、日立建機(6305)が連日で年初来高値を更新するなど健闘しています。その他では、全体的に値動きが小さかった中で、アステラス製薬(4503)、花王(4452)、しまむら(8227)、良品計画(7453)などの上昇が目立ちました。

一方、新型ゲーム機への失望感が大きい任天堂(7974)が連日の急落となり、9月6日以来の安値となりました。また、村田製作所(6981)やTDK(6762)など電子部品株の一角にも売りが優勢となったようです。

新興市場では、先週末に新規上場したユーザベース(3966)が早くも大幅反落となりました。一方、串カツ田中(3547)は3日ぶりの反発となりました。安くて美味しい串カツ人気は、先週末に一段落した雰囲気がありましたが、まだまだ衰えていない模様です。

その他では、メディア工房(3815)が3日連続のストップ高となり、アカツキ(3932)も大幅上昇となったものの、Jストリーム(4308)は急落となりました。時価総額の大きい銘柄では、そーせいグループ(4565)は反落となり、CYBERDYNE(7779)は小幅高で引けています。

 

青山 諭志

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。