「長期・分散・積み立て」で資産運用する
ここまで投資と投機の違い、複利についてご紹介してきました。
ここからは、資産運用を始めるときに覚えていただきたい大切なポイントをお伝えしたいと思います。
「長期・分散・積み立て」、この3つが資産運用のポイントとなります。
まずは「長期」ですが、これは複利の効果を得るためにぜひ実践してほしいポイントです。できれば、10年、20年、30年と運用を続けていきましょう。
長期運用することでリスクが軽減され、リターンが安定してきます。結果的には投資の失敗を防ぐことができ、資産を大きくする可能性が高くなります。
次に「分散」ですが、資産を分散して持つという意味もありますし、時間を分散して持つという意味もあります。いずれもリスクを軽減させる効果があります。
時間を分散するには「積み立て」が一番です。毎月コツコツと定額を投じることで、タイミングを選ばずに投資を行うことができます。
これはドルコスト平均法とも呼びますが、上昇する資産、例えば海外株式など今後の上昇が見込まれる資産に投資する際に非常に有効な方法です。
運用を行う際は、ぜひこの3つを心がけていただきたいところです。
そして、この「長期・分散・積み立て」投資が叶う金融商品の1つが投資信託です。
投資信託は沢山の投資家から集めたお金を、投資家に代わりお金のプロが運用してくれる仕組みです。そこで出た利益は投資家の拠出額に応じて分配します。
話題のつみたてニーサやイデコなどでも、投資信託が選択でき運用できるようになっています。
「長期・分散・積み立て」を意識して、毎月少しづつでも投資していくことが、これからの時代を生き抜くために欠かせない資産運用だと考えています。