グローバル社会で生き抜くために英語を習わせる、音楽の才能を伸ばしたいからピアノを習わせるなど、家庭によって習いごとを選ぶポイントはさまざま。「自分が子どもの頃に習ってよかったと思ったから」という親の経験からの判断もあるかもしれません。

しかし、親子であっても、親と子は別の人間。夢中になれないものでも続けていればスキルは習得できるかもしれませんが、習いごとの効果はそこにとどまってしまいます。

「うちの子が何に夢中になれるかなんて、分からない」と思う親御さんも決して少なくないでしょう。そこで大事になってくるのが「子どもに時間を与える」ことです。

子どもが没頭できる時間を確保してあげることで、子どもは興味を感じたことにちゃんと「夢中」になることができ、あるレベルを「達成」したり、さらに先へ進もうとして「挫折」したり、試行錯誤を重ねて「克服」するという体験をすることができます。

そうして獲得した「非認知能力」は、小学校へ上がってからのプログラミング教育でも、子どもが力を発揮するための土台となってくれるのではないでしょうか。

大人がしてあげられるサポートは、子どもの「やりたい!」という気持ちを尊重し、それを発揮する機会と時間を作ってあげることなのかもしれませんね。もちろん、子どもの興味が続かないようであれば、撤退する覚悟も必要でしょう。

いろいろな世界に触れさせてあげよう

子どもの習いごとの選択肢は、今やどうやって選べばいいかに悩むほど多彩です。その中で、プログラミング教室はこれからの時代を生きていくのに必要な力を養える、可能性ある習いごとの一つである、ということは言えるでしょう。

あくまでも、子どもの「やりたい!」を優先した上で、習いごと選びの参考にしてみてくださいね。

参考資料

川西 まあさ