送料や配送方法を調べずに出品

フリマアプリでは出品者が送料を負担することが多いので、送料がどのくらいかかるのかで販売価格を決めなければなりません。匿名配送を使うならば、メルカリが提供している『メルカリ便』、PayPayフリマの『ヤフネコ!パック』などがあります。

本やDVD、薄手の洋服ならば送料200円以下の方法が使えますが、宅急便やゆうパックのサイズになると送料は700円以上かかります。これを踏まえて販売価格を決めないと、場合によっては損をすることになるのです。

以前、メルカリでどう見ても宅急便で送ることになりそうな商品を、500円で販売していたユーザーがいました。宅急便の場合には最低でも700円の送料がかかりますから、500円ではマイナスになってしまうのです。

(※ラクマの『かんたんラクマパック』のゆうパックを使う場合には、販売価格は1,610円以上、『宅急便コンパクト』を使う場合には570円以上、宅急便の場合には1,610円以上でなければなりません)

(※※『かんたんラクマパック』は1,560円以上→1,610円以上、『宅急便コンパクト』は555円以上→570円以上、宅急便は1,560円以上→1,610円以上の利用可能金額の変更がありました。)

トレンドを見誤る

人気の商品は「人気があるから売れる」ということを忘れてはいけません。売り時を逃すと、全く売れなくなります。これは娘が経験したことなのですが、あるアーティストのぬいぐるみをUFOキャッチャーで取りました(ちなみに2,000円くらいかけて取ってました)。筆者はすぐに「売ればいいのに」と思ったのですが(笑)、娘は「売らない」と。

娘からすれば、ファンのアーティストのグッズなので売らない気持ちもわかりますが、しだいに熱が冷めてきて「やっぱり売ろうかな」と思ったときには手遅れです。相場はかなり下落していました。ぬいぐるみなのでサイズが大きく、宅急便で送ることになります。

先ほど書いたように送料は700円で、販売手数料を含めてしまうとマイナスになってしまうことがわかりました。商品を売るタイミングはとても重要ということです。

出品の期間を決めない出品

フリマは一度出品をすると、ずっと出品し続けることになります(※PayPayフリマの場合は出品期間は180日です)。そのまま放置をしていると、季節が変わったり、トレンドが変わるので売るのが難しくなります。

それに商品を探しているユーザーが同じカテゴリの商品を見た時に、画面をかなりスクロールしなければならないので見つかりにくくなるのです。商品の状態もいいし、価格も適性となっても、他のユーザーに見てもらわないと購入にはつながりませんから、出品期間を最初から決めて「再出品」をした方がいい場合もあります。