元銀行員が伝授、富裕層から学ぶ「お金を増やす方法」その3
「積み立て・長期投資をスタートする」
勤め先に財形貯蓄の制度がある人は、理解しやすいかしれません。
財形貯蓄は給与から天引きしてくれる制度です。銀行間で自分でお金を移すよりも手間がかからず、貯めやすく、増やしやすいですよね。
給与口座に振り込まれるお金が少なくなるので、少し残念な気持ちもしますが、数か月もすれば慣れてきます。
そのうち、引かれていることすら忘れてしまって、「気が付いたら、かなりお金を増やせていた」というのも、よく聞く話しです。
完全に忘れてしまっては、もちろんいけませんが。
この毎月引き落としを活用して、チャレンジしていただきたいのが、長期の積み立て投資です。
お金を増やす方法として、特に若い人は老後の自分年金作りとして、20年、30年、40年と運用を続けていかれることをおすすめします。
国も投資への流れを加速させるべく、運用で得た利益に対する税制優遇制度を整えてくれています。
運用の種類、選ぶ金融商品によりますが、大抵の場合、積み立てたお金は簡単に引き出すことができませんので、自動的にお金が増やせます。
なおかつ毎月積み立てられたお金は、お金自体に働いてもらっていることになりますから、普通に貯めて増やすより、大きなリターンを得ることも可能です。
保険商品も同様です。貯蓄性の高い商品であれば、毎月保険料を支払うことで、お金を増やす方法として活用することができます。
ぜひ、長期でコツコツと積立投資していくことを、検討していただければと思います。
むすびにかえて
今回は、富裕層から学ぶ「お金を増やす方法3つ」として、お金の増やし方3つを解説しました。みなさんが実際に実践されていることもあったと思います。
ただ、やろうと思ったけど実際にはできなかった人、あるいは途中で止めてしまった人も多いのではないでしょうか。ぜひ、いま出来ることから、検討してみてください。
最後の章で、積み立て・長期投資をおすすめしましたが、検討したい人は、ぜひIFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)やFPに相談されてから、運用をスタートすることをオススメします。
運用にはリスクが伴います。適切なリスク管理を自分1人でやるのは大変です。ぜひ専門家の知識を借りましょう。