裏ワザ④「国民年金基金への加入」
最後にお伝えしたいのが、「国民年金基金」の加入についてです。
「国民年金基金」は、厚生年金に加入していない自営業者などが、国民年金(老齢基礎年金)に上乗せできる公的な年金制度です。
「国民年金基金への加入」注意点
①「国民年金基金」に加入できるのは以下の条件の人です。
国民年金第1号被保険者
任意加入被保険者(65歳以上の方を除く)②「国民年金基金」は、先述の「付加年金」との併用ができません。
国民年金基金の保険料に付加保険料相当が含まれているためです。国民年金の付加保険料を納めている場合は、国民年金基金に加入する際に「付加保険料の納入を停止」する必要があります。
まとめにかえて
年金には、受給額を増やせる繰下げ請求や、支払う年金額を抑えられる国民年金前納割引といった制度があります。「老後資金に余裕がある」「まとめて支払うお金がある」という方は、このような制度をうまく活用するのもいいでしょう。
ただし、繰下げ受給をする際は「何歳まで生きたらお得になるのか」を考えておくことたいせつですね。
はたらきざかりの現役世代は、老後のために「お金」と「健康」、セットに準備していけるよよいでしょう。
「人生100年時代」なんていわれ始めてだいぶ経ちます。
これの記事を読んでくださっているみなさんの中には、長い老後の支えが公的年金だけでは心もとない…と不安を抱える人も少なくないはずです。
いまのご自分の「貯蓄の方法」がどうもしっくりこないと感じたときは、一度、「お金のプロ」に相談してみるのもおススメです。
働き方や家族構成は人それぞれ。あなたのライフプランに寄り添う、オーダーメイドの「お金の育て方」と出会うきっかけになるかもしれません。
参考資料
- 日本年金機構「老齢基礎年金の繰下げ受給」
- 日本年金機構 「国民年金保険料の「2年前納」制度 」
- 日本年金機構「付加保険料の納付のご案内」
- 「全国国民年金基金 公式HP」