その他では、前日に通期業績予想の上方修正と配当の引き上げ(増配)を発表した富士フイルムホールディングス(4901)が一時+5%超高へ急騰して上場来高値を付けたことが目を引きました。
日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄
- ネクソン(3659)
- アドバンテスト(6857)
- 東京エレクトロン(8035)
ハイテク株は引き続き一部主力銘柄への売りが続き、横河電機(6841)や太陽誘電(6976)が急落し、ローム(6963)、TDK(6762)、村田製作所(6981)などの電子部品株も軟調に推移しました。
また、前日に今期業績(2021年12月期)の大幅減益と減配を発表し、「たばこ事業」本社機能のスイス移転や1000人規模の希望退職などのリストラ実施も同時公表したJT(2914)が一時▲10%安へ暴落しています。世界的なタバコ需要の漸減を背景に、JTの株価は5年前の高値(4,850円)から約▲60%安へ暴落しました(この日の終値)。
その他では、旅行代理店「近畿ツーリスト」と「クラブツーリズム」を運営するKNT-CTホールディングス(9726)が、前日発表の決算でついに債務超過へ転落。これを受けて一時▲10%安へ暴落しました。ただ、コロナ禍の影響は概ね織り込み済みであったことや、Go Toの再開期待などから買い戻され、終値は▲3%弱安まで切り返しています。
葛西 裕一