「麒麟がくる」は中高年活躍社会。熟年サラリーマンは”謀叛”を起こせるか

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」がついに最終回を迎えました。明智光秀を主人公として戦国時代最大のミステリー「本能寺」を描いた本作。コロナ禍での越年など、いろいろありましたが、最終回の視聴率は18.4%。最近の大河のなかでは大健闘だったようです。

最終回は光秀生存説に含みを持たせ、ネット上でも賛否両論あるようですが、斬新な光秀像をつくりあげたことは確かだと思います。今回は、光秀の人間像と“中高年が活躍した戦国時代"を紹介します。

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巧みな構成力で魅せた麒麟

「麒麟がくる」は近年の歴史学の更新情報を巧みに取り入れていました。

たとえば前半、見事な演技で物語をリードした本木雅弘さん演じる斉藤道三。以前は一代で油屋から国盗りを成し遂げたとされていましたが、近年は二代かかったとされています。麒麟でもこの説に準拠。八上城で磔にされる光秀の母という話もでてきませんでした。アレは伝承レベルの話ですから。

その一方で、話をつくり込むところは思い切りつくり込んでいました。個人的には光秀が京を放逐された足利義昭に鞆(とも・現広島県)まで会いに行く場面は見事でした。物語の構成上も重要で、光秀の心情からも「あったかもなぁ」と思ってしまいましたね。

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執筆者

東京都出身。元会社員。成蹊大学経済学部卒業後、バブル期に広告企画制作プロダクションのフロムガレージ(現DGグループの前身)に入社。その後、転職を繰り返しながら主にBtoB企業のプロモーション企画制作に従事。また編集プロダクションで書籍・ムックの編集・ライティングに携わる。近年では、LCA関連の環境ラベル「CFP(カーボーンフットプリント)」の制度試行事業(経産省)下での広報業務にも従事。最近は、フリーの編集者・ライターとして主にIT分野を中心に活動中。主な書籍関連実績:『高学歴貧困女子が読み解くピケティ』(責任編集/笠倉出版社)、『ロックの教科書』(共著/笠倉出版社)