一昨年の「老後2000万円問題」以降、老後不安がさらに高まっているように感じます。

老後のお金について特に関心が高くなることとして、「貯金、年金、退職金」の3つがよく挙げられます。

その中で今回は、将来の受け取りに不安を感じている方も多い、年金について確認したいと思います。

私は新卒より証券会社にて、21年ほど個人のお客様中心に資産運用コンサルティングに従事しており、日本FP協会のCFP資格認定会員です。

自営業や主婦の方が受け取る国民年金、会社員、公務員が受け取る厚生年金は、実際にいくらもらえるのか、さっそく見ていきましょう。

老後に受け取れる国民年金はいくらか

公的年金制度は日本国内に住所のある全ての人が加入を義務付けられ、その人の働き方により加入する年金制度が決まっています。

まず、国民年金ですが、日本国内に住所を有する20歳以上60歳未満のすべての人が加入するもので、老齢・障害・死亡により基礎年金を受け取ることができます。

では、実際いくら受け取っているのでしょうか。