新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に悩まされるようになってまもなく一年が経とうとしています。感染拡大対策のため、この一年で我々の生活に欠かせないものとなったものといえば、はやりマスクではないでしょうか。

マスクは最近では供給量も増え、一時期のような奪い合いをすることもなくなってきました。そうなってくると、はやり気になってくるのはその価格ですよね。

「エブリデイロープライス」でおなじみの「業スー」こと業務スーパーでは、食品だけでなく生活雑貨もかなりお得に販売されています。今回、業務スーパーでは50枚入りの不織布マスクを税別398円で販売。それを受けてSNSでは「ついに1枚10円を切った!」などと話題になっているようです。

業務スーパーを運営する「神戸物産」とは

業務スーパーは株式会社神戸物産が運営するディスカウントスーパーです。神戸物産グループの製販一体体制を基盤とし、オリジナル商品を販売しています。「エブリデイロープライス」をコンセプトにしており、いつでも安心してベストプライスで買い物をすることができると評判です。

株式会社神戸物産が2020年12月に発表した「2020年10月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」によりますと、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行の影響により、他業種間での食品の取り扱いの競争環境は激化しています。そんな中神戸物産では「食の製販一体体制」のさらなる強化を目標にかかげ競争力を高めているとのこと。

その結果、神戸物産の当連結会計年度の成績は売上高3408億7000万円(前年同期比13.8% 増)、営業利益は238億5100万円(同24.0%増)となりました。また、業務スーパーはこの間に34店舗純増した結果、総店舗数が879店舗に。業務スーパー単体の当連結会計年度の売上高は3201億1000万円(同21.1%増)となりました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止による外食の自粛により、内食需要が高まったことも経営成績に影響を及ぼしているようです。