日本ユニシス、注力領域は堅調に推移するもICTコア領域の案件減少により減収 売上高は前年比−2.6%

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2021年2月2日に行われた、日本ユニシス株式会社2021年3⽉期第3四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。

スピーカー:日本ユニシス株式会社 常務執行役員 CFO 梅原一眞 氏

2021年3⽉期 第3四半期累計 連結経営成績

梅原一眞氏:みなさま、こんにちは。CFOの梅原でございます。初めに、2021年3月期第3四半期の決算概要について、ご説明します。

1ページをご覧ください。第3四半期累計の業績は、売上高は、前年同期比56億円減収の2,133憶円。営業利益は、前年同期比3億円減益の162億円。四半期純利益は、前年同期比10億円減益の109億円となりました。

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売上高は、DX関連売上やシステムサービスからアウトソーシングサービスへのシフトが順調に進捗しているものの、ICTコア領域での中・小型案件を中心に、投資の戻りに若干遅れがある影響もあり、前年同期比56億円の減収となりました。

利益面では、アウトソーシングサービスにおいて増収効果と収益性改善があったものの、システムサービスにおける減収の影響をカバーするに至らず、売上総利益は、前年同期比2億円の減益となりました。

また、販管費については、新規事業創出に向けた研究開発費の増加や、自社セキュリティ基盤強化のための投資増等により、前年同期比1億円の増加となりました。その結果、営業利益は、前年同期に比べ3億円の減益となり、四半期純利益についても、営業減益と受取配当金の減少・税負担の増加等から、前年同期比10億円の減益となっております。

受注につきましては、第2四半期に引き続き、第3四半期においても長期アウトソーシング案件を獲得したことに加え、製品販売においても、電子棚札やギガスクール案件が積み上がったことから、受注高・受注残高ともに増加しております。また、受注残高のうちの年度内売上予定分につきましても、製品販売を中心に増加しております。

2021年3⽉期 第3四半期累計 セグメント別の状況

次に、セグメント別の状況についてご説明いたします。2ページをご覧ください。システムサービスは、デジタルトランスフォーメーション関連の案件は比較的堅調に推移しています。ICTコア領域においては、中・小型の既存システムの改修案件を中心に、案件は動き出しているものの、戻りが遅いなどの影響もあり、減収減益となりました。

なお、第3四半期において、新たな不採算案件は発生しておりません。サポートサービスは減収となったものの、サポート拠点の統廃合などのコスト削減施策の効果により、収益性は改善しており、増益となりました。アウトソーシングは、金融機関向けの勘定系サービスや、中・小型のITアウトソーシング案件が積み上がってきたことから、増収増益となりました。

なお、運用効率の改善により、売上総利益率も引き続き改善しております。製品販売は第2四半期と同様に、第3四半期においても、小売業向けDX案件やギガスクール案件などの計上があり、第3四半期の3ヶ月間では増収となりました。

しかし、前期の上期において、PC・タブレットなどの小型機器の需要が旺盛だったことや、前期第1四半期に大型機器販売案件の計上があったことなどの影響が大きく、第3四半期累計では減収となっております。

2021年3⽉期 第3四半期累計 注⼒領域の状況

続きまして、中期経営計画における注力領域のビジネス状況をご説明いたします。3ページをご覧ください。当第3四半期累計における注力領域の売上高は、前年同期比119億円増加の441億円となりました。

第3四半期においても、電子棚札やギガスクール案件などの製品販売の計上があり、デジタルトランスフォーメーション案件の増加から、注力領域の売上高は堅調に拡大しています。なお、手数料型ビジネスにおける売上高も、前年同期比で増加傾向が続いております。

コロナ禍の影響で、インバウンドやカーシェアリング関連のビジネスは低調な状況ではありますが、昨年度減少トレンドにあったバリューカードビジネスが、巣ごもり需要等の影響もあり、引き続き増加傾向となっているほか、ドライブレコーダー・エネルギーマネジメント関連などのサービスが着実に拡大している状況です。

2021年3⽉期 通期業績予想

最後に、業績予想についてご説明いたします。4ページをご覧ください。通期の売上高、営業利益、当期純利益予想につきましては、11月6日の公表値から変更ありません。

コロナ禍による影響の大きい業種のお客さまを中心に投資の先送りが続いており、緊急事態宣言の再発出等から、先行き不透明な事業環境ではございますが、足元の受注残高が積み上がってきており、受注残のうち、年度内の売上予定分も、前年同期に比べ増加している状況です。

第4四半期においても、現状のパイプラインの中から、電子棚札やギガスクール等の比較的大規模の製品販売案件の計上を見込んでおり、デジタルトランスフォーメーション関連の案件も、引き続き堅調に推移することが見込まれることから、通期の業績見通しは、売上高・利益ともに据え置きとしております。

以上をもちまして、2021年3月期、第3四半期決算概要の説明を終了いたします。ご清聴ありがとうございました。

記事提供:ログミーファイナンス

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