その他では、赤羽国交相がGo To トラベル事業の予算を活用し、旅行代金の補償とは別の支援を検討していることを明言。これを受けて、エイチ・アイ・エス(9603)、日本航空(9201)、東海旅客鉄道(9022)などが軒並み急騰したことが目を引きました。これら旅行関連銘柄は総じて、この直近1週間で大きく買い戻されています。
日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄
- 中外製薬(4519)
- エムスリー(2413)
- 京セラ(6971)
ハイテク株では半導体関連銘柄は買い戻されたものの、電子部品株の多くは軟調な値動きが続き、イビデン(4062)が急落した他、村田製作所(6981)、ローム(6963)、太陽誘電(6976)、京セラなども大きく値を下げました。
また、パナソニック(6752)が大幅安となり、シャープ(6753)も冴えない値動きのまま引けています。
その他では、前述したアップルカーの思惑などで大幅上昇が相次いだ自動車株の中で、ザラバで通期業績見通しを下方修正したSUBARU(7270)が発表直後から急降下し、最後は逆行安で終わりました。
新興市場(東証マザーズ)では、前日の決算発表で黒字定着に懐疑的な見方が強まったメルカリ(4385)が一時▲10%安に迫る暴落となったことが注目を集めました。
葛西 裕一