また、雑談の力も大事です。テレワークでは必要なことだけ話す・チャットするといった状態になりがちで、ストレスを抱えている人も少なくありません。(株)リクルートキャリアの調査によると、仕事中の雑談が有るか無いかの違いでストレス解消具合に14.1ptの差が出ています(※)

例えばチャットツールで「雑談部屋」を作ったり、Web会議ではアイスブレイクの時間を取ったりと、意識して雑談をすることでお互い肩の力が抜けることもあります。もちろん強制するのは空回りのもと。軽くそういった提案をしてみるなど、オープンな姿勢を見せることが何より大切といえるでしょう。

さいごに

テレワークでは顔を合わせて仕事をしていない分、部下のマネジメントに悩むことも多いものです。コミュニケーションの方法と頻度が変わったことで、お互いのことが分かりづらくなり、時には誤解をして仕事が進めづらくなることもあります。

最も大切なのは、やはり部下への信頼感です。そして信頼感をベースに仕事を任せ、自分からもそのことを意識して伝えてみましょう。思っている以上に相手のモチベーションに影響があるものです。定期的な対話や雑談も取り入れつつ信頼関係を築き、スムーズに仕事が進められることを願っています。

参考資料

【調査概要】
• 実施期間
2020年9月26日(土)~2020年9月28日(月)
• 調査対象
企業に勤める正規の従業員で2020年1月以降にテレワークを実施した人
• 回答数
2,272 名
• 調査方式
インターネット調査

田原 未沙記