夫婦テレワークの実体験から思うこと

我が家は昨年3月から夫婦ともにテレワーク中心の働き方となりました。

筆者の会社では「業務がちゃんと進行できればOK」というスタンスなので、テレワークも基本的に個人に任せています。必要に応じてWeb会議はありますが、基本的には自分のペースで集中して取り組めるため、以前よりもずっと働きやすくなりました。やはりこれは「信頼」を感じているからこそだと思っています。

一方夫の会社では、テレワークが始まった当初は毎日朝礼・夕礼のWeb会議があり、その日の予定と進捗状況を上司に報告していました。ただでさえ多忙な中、毎日時間を拘束されて負担になっているようでしたが、それでも「見ていないと多分サボる人がいるから」と話していたのです。

数カ月後にはこの朝礼・夕礼が廃止され、本来の仕事に集中できると思ったのも束の間、今年からは「やっぱり週1日出勤になった…」とのこと。完全テレワークではマネジメントが難しいと判断したようで「君はテレワークに適応して成果を出してくれているけど、そうじゃない人もいると思う」といわれたそうです。

夫は「自分なりに頑張ってきたのに、そっちに合わせたらやってられないよ」とぼやいていました。マネジメントの姿勢が部下のモチベーションを大きく左右することを、近くで見ていて強く実感したものです。

定期的な対話や雑談も効果的

テレワークで信頼関係を築く(保つ)には、定期的な対話の場も有効です。面談というほど堅苦しいものでなくても、5~10分程度の短い時間でもいいので、以下のようなことを聞いてみましょう。

  • 仕事の進捗状況
  • 最近困っていることはないか
  • 身体や心の調子はどうか
  • 言いたいことや要望など何でも

テレワークではプロセスが見えない分結果だけで判断されがちですが、1on1で話せる時間が定期的にあれば、部下の状況を知ることができ、必要に応じてフィードバックもできます。週1回程度でもぜひ取り入れてみてください。