東証マザーズ株価指数は3日続伸、売買代金は3日連続で2,000億円を下回る

東証マザーズの出来高は6,884万株、売買代金は1,472億円となり、いずれも概ね前日並みでした。

個人投資家の物色意欲が盛り上がりを欠く中、売買代金は196日連続で1,000億円を上回りましたが、3日連続で2,000億円を割り込んでいます。

なお、株価指数は主力銘柄を中心に買い戻されて3日続伸となりましたが、上値の重い展開となったようです。

トヨタ自動車など自動車株が軒並み大幅高、ロームなど電子部品株が冴えない値動き

日経平均株価の上昇に寄与した上位3銘柄

  • ソフトバンクグループ(9984)
  • ファーストリテイリング(9983)
  • リクルートホールディングス(6098)

為替相場が久々の105円/ドル台の円安になったこと等を受けて自動車株が買われ、トヨタ自動車(7203)が+4%超高の大幅上昇となり、日産自動車(7201)、ホンダ(7267)、マツダ(7261)、SUBARU(7270)なども+3%超高の大幅高となりました。

さらに、前日の決算発表で通期予想の上方修正を行った三菱自動車(7211)は一時+15%高に迫る爆騰となりました。ただ、三菱自動車の上方修正は最終赤字幅の小幅縮小(従来▲3,600億円→今回▲3,300億円)に止まっており、低位株特有の値動きだったと見るべきでしょう。

なお、自動車部品株も買われ、前日のザラバで好決算を発表したデンソー(6902)は大幅続伸で昨年来高値を更新し、豊田自動織機(6201)も連日で上場来高値を更新しています。

また、緊急事態宣言が延長されたものの、新規感染者数の減少傾向が顕著となったことでGo To トラベルの復活近しということで輸送関連株が買い戻され、日本航空(9201)が一時+8%高へ急騰し、西日本旅客鉄道(9021)などJR株も軒並み急騰しました。