なぜ中田敦彦さんはシンガポールに移住するのか?

まずは、誠に勝手ながら、なぜ中田さんがシンガポールに移住するのか、私なりの考えを書いていきたいと思います。

「どうせ節税目的だろう」という意見が多いですが、中田さんの動画を実際に見てみると、どうやらそういうことでもなさそうです。中田さんの動画を見て、私は中田さんが「世界を見てみたい!」と思って海外に移住を決意したのだと思いました。

今まで中田さんは数々の冠番組を持って仕事に邁進してきたわけですが、忙しすぎて海外旅行に行く暇すらもなかったと言います。

タモリさんのように「毎日アルタに通い続けるのか・・・」と考えた時に、「日本から世界へ飛び出して世界を見てみたい! 世界でビジネスをしてみたい!」そう思って海外移住を決断したのだと、私はそう受け取りました。

中田さんがシンガポールを移住先にした理由としては、シンガポールのカリスマ、リー・クワンユーの思想と政策に影響を受けたからと自身のYouTubeの中で述べています。

また、シンガポールは英語だけでなく中国語も学べますし、子供の教育にも良いと考えた理由もあると思います。

もちろん、シンガポール移住には税制的なメリットもあるでしょうが、少なくとも中田さんの動画からはその印象は受けませんでした。むしろ、海外でのビジネス展開についてしっかりと考えられていたので、そのあたりはさすが中田さんといったところでしょう。

具体的には、海外のメーカーやクリエイターを中田さんのYouTubeチャンネルで紹介することで、海外のクリエイターと日本を繋げるハブになりたいということです。

そして、何よりも「海外移住に対するワクワク感が止まらない」と、中田さんはそう語っていました。

「海外移住に対するワクワク感が止まらない」という気持ちは非常によくわかります。なぜなら、私も7年前にマレーシア移住を決断した際は、ワクワク感が止まらなかったからです。

ということで次は、私ウラケンがなぜマレーシアに海外移住したのか? その理由について解説していきたいと思います。

ウラケンがマレーシアに移住した理由

私が初めてマレーシアを訪れたのは2011年の11月頃、目的はマレーシアでの不動産投資の視察です。当時は1ドル80円台の超円高でしたから、この強い円を活用して海外投資を活発にしていきたいと考えていたのです。

そして、実際にマレーシアで不動産投資をしつつ、投資仲間と一緒に頻繁にマレーシアに行くようになりました。当然、お隣のシンガポールにもよく行くようになったわけですが、シンガポールでとある駐在員の方と知り合いました。

その駐在員の息子さんの様子を見て、私は驚きました。というのは、その息子さんは中華系、インド系、中東系、欧米系など、実に様々な人種の人たちに囲まれながら、のびのびと勉強をしていたのです。

当時の私にとってこの事実は衝撃的で、「自分の子供たちにもインターナショナルな教育を受けさせたい!」そう思って私は海外移住を決断したのです。

シンガポールではなくマレーシアに移住した第一の理由は、「教育の選択肢が多かったから」からです。

マレーシアは元々イギリスが宗主国であり、イギリス式の教育はもちろんのこと、カナダ式やIB(国際バカロレア)方式の教育も受けることができます。もちろん、英語は日常的に学べますし、中華系移民も多いので中国語も学べます。

第二の理由としては、私のビジネスの拠点がマレーシアだったからです。

私は海外の不動産ビジネスを2012年からマレーシアを拠点として行うようになりました。移動も日本から7時間程度とそこまで遠いわけではないですし、時差も1時間程度なので日本の仕事にもほとんど支障はありません。海外ビジネスと日本のビジネスを両立できるという意味で最適な国だったというわけです。

さらに、物価も日本の3分の1程度ですし、食事も和洋中全て揃っていますし、台風、地震、津波等の天災もなく、気候も年中温暖で過ごしやすいため、海外移住先としては最適でした。

しかし、そうは言っても全ての人が海外移住に成功できるわけではありません。次に、海外移住に失敗する人と成功する人の違いについて解説していきたいと思います。