「ふざけんな」発言のサイゼリヤ、国内事業赤字の苦境

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政府高官の昼間の飲食自粛要請に、「ふざけんな」と発言したと報じられたのがサイゼリヤ(7581)の堀埜一成社長。そのサイゼリヤ、2021年8月期第1四半期は黒字を維持していますが、コロナ禍で国内事業は赤字に転落しており、海外事業の黒字に助けられている状態です。

格安イタリアンで成長したサイゼリヤの近年の業績は、どのような状態なのでしょうか。

サイゼリヤ社長の発言が注目される

新型コロナウイルス第3波による感染者急増を受け、東京都などで緊急事態宣言が発出される中、西村経済担当相がランチも含めて極力外出を控えるようにと呼びかけたのが1月12日の記者会見。これにサイゼリヤの堀埜社長が反発。“ふざけんな”という発言が報道され話題となりました。

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この発言が飛び出したのは西村大臣会見の翌日1月13日、同社の2021年8月期第1四半期決算発表会見の席でのことです。苦境に陥っている飲食業界からは共感の声が出ていることも報じられましたが、コロナで苦しいのは同社も同じ。その国内事業の落ち込みを見ると堀埜社長の危機感も理解できます。

第1四半期の営業利益は対前年同期比▲80%減に

まず、サイゼリヤの2021年8月期第1四半期(Q1)の決算と、過去2期のQ1決算での業績を見てみましょう。

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執筆者
  • 石井 僚一
  • コラムニスト/元ベンチャーキャピタリスト

岡山大学法学部卒。大手証券グループ投資会社を経て個人投資家・ライターに転身。株式市場や個別銘柄の財務分析、為替市場分析を得意としている。ライターとして複数媒体に寄稿中。