漫画家の祭さんは、おみくじちゃんとあみだちゃんというチンチラの母子、そしてデグーの棟梁ちゃんというネズミさんたちと一緒に生活しています。そして2021年の年明け早々、シナモンカラーのチンチラの男の子が仲間入りしました!

彼との出会いは数日前。それは、Twitterでつながっていたチンチラ仲間さんと、会う約束をしたことがきっかけでした。目的は、寒空の中に捨てられ、今は一時的に保護されているというチンチラの健康確認。

ケージの中にいる3匹のチンチラは、毛はボサボサでツヤがなく、身体のほうも十分な栄養が行き届いていないようには見えます。ただ、思いのほか元気で動いている様子に、祭さんはホッとします。

あらためてチンチラ仲間さんに事情を聞くと、とてもひどい状況で捨てられていたといいます。「飼えないなら飼わないで欲しい」と怒りを覚える祭さん。「なんでこんなひどいことができるのか…。」と思わずつぶやくと、チンチラ仲間さんが、「私もわかりません…。でも、この子たちの里親を見つけないといけなくて…。」と応じました。

「そうか、里親…。」と、あらためて3匹の子に目をやる祭さん。シナモンカラーの子が1匹とグレーの子が2匹。まず考えたのは、「自分が引き取ってあげることはできないか?」ということ。

「しかし、さすがに慣れているといっても、3匹は難しい…。でも小明神さんも亡くなってしまった今、1匹なら…。うちは環境も整っているし、きっと幸せにしてあげられる。大丈夫、できる!」心を決めた祭さんは「このシナモンの子、私が引き取ります。」と、チンチラ仲間さんに申し出たのでした…。