2020年2月期の営業利益は52億400万円となっており、営業利益率は10%と、コロナ以前における事業経営は比較的順調だといえました。

では、新型コロナウイルス感染拡大後の影響があった2021年2月期はどうでしょうか。

2020年12月25日に発表された決算短信の中で、2021年2月期の連結業績予想(第3四半期時点・前期比)は

  • 売上高:447億円(前期比▲13.2%)
  • 営業利益:25億8000万円(前期比▲50.4%)
  • 当期純利益:17億6000万円(前期比▲46.0%)

となっており、黒字にはなっているものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、
流行以前の水準には届かない状況となっています。

また、海外事業の推移も、新型コロナウイルス流行の影響もあって国内と同様の状況となっており、予断を許さない状況となっています。

ただ、同決算短信の中では「海外におきましても新型コロナウイルスの影響を大きく受けましたが、店舗の既存店売上高は、(中略)、国別にばらつきはあるものの全体的には回復傾向で推移いたしました。」としてあり、対前年同期比のマイナス幅は縮小傾向にあることが分かります。

カレーの本場に挑むために必要なこと

壱番屋のプレスリリースや、各種メディアの報道などから判断をすれば、インドの店舗においても、インド向けに調整をしている部分は、現地の食習慣への対応のみです。