老後に必要な貯蓄額はいくらか

先ほどの結果を見て、「みんなこんなに貯蓄しているのか」と驚いた人や「私は全然貯蓄がない」という人もいると思います。

一昨年の6月に金融庁が発表して世間を騒がせた「老後2000万円問題」にもあるように、老後生活は年金収入だけでは決して十分とは言えません。

老後は年金以外に2000万円を用意する必要があり、介護費用や住居費用も含めて計算すると、3000万、4000万円でも足りない可能性があります。簡単には準備できない金額です。

「ウチはまだ、そこまでお金が貯まってないな・・・」という人は、今からでも資産運用で老後対策を講じる必要があります。

定年前の50代から資産運用を始めても遅いのではないか、と考える人もいるかもしれません。しかし、先ほどご紹介したとおり、今は「人生100年時代」です。

50代から資産運用をスタートし、老後も資産運用を継続しながら必要な分だけ使うようにすると、運用時間はまだまだ確保することができます。

資産運用をスタートさせるのに遅いということはありません。

注意すべきは、50代から資産運用をスタートする場合、運用の仕方に工夫が必要なところです。できれば独学でスタートせずに、資産運用の専門家に相談してスタートする方が良いでしょう。