「女性として見ている」と言われゾッとした
「前職の人事評価で2人で話しているとき、上司に『オレはキミのことを女性として見ているよ』と言われた。リアルに鳥肌が立ったし、気持ち悪くてすぐ会社を辞めてしまった」と話すのは、金融機関勤務の20代Cさんです。
「以前からやたら上司が私のことをかまうので、変な噂が立ち迷惑していた。ただ、上司にそんな下心があるなんて考えたこともなく、ただ私がイジりやすいのだと勝手に思っていたし、自分もそんな気は一切なかったから同僚に何か言われても否定していた」のだそう。
「でも、評価面談で上司が急に『今度は2人で食事にでも行こうか』と言い出したので、『そんなことするとまた変な噂が立ってしまいますので、やめておきましょう』とやんわり伝えた。その返事が『オレはキミのことを女性として見ているし、いずれは奥さんにしたいと思っている』という言葉。ぞっとした」と振り返ります。
「会社で頑張っているところを評価してもらっていると思っていたけれど、それもただの下心からくる評価だったのかなとか、みんなが言っていることは案外的外れでもなかったんだなとか、いろんな思いが噴出してしまった」と続けるBさん。
結局は「そのときの上司の表情も忘れられなくて、エリア職だったから異動の希望を出してもあまり意味がないと思って転職した」とのことでした。仕事の成果を評価してもらったワケではなかった、というのもかなりショックですよね。
おわりに
人事評価面談は上司と2人で話せる貴重な機会ですが、だからこそ聞きたくなかった上司の本音を聞いてしまうケースもあるようです。職場の上司とトラブルになるのは避けたいですが、上司とうまくやっていけなさそうであれば異動や転職を検討するのもアリかもしれません。
大塚 ちえ