新型コロナ第3波で緊急事態宣言が出され、テレワークを再強化した企業も多いのではないでしょうか。そのテレワークでは、上司とのコミュニケーションが難しいという声も聞こえてきます。

ただ、上司とのコミュニケーションの取り方は人事評価に影響が出る要素の一つ。特に上司と”差し”で話すことになる評価面談では不満を残さないようにしたいものですが、上司から納得できないことを言われた人もいるようです。そこで今回は、評価面談で上司に衝撃的な発言をされたという3人の会社員に話を聞いてみました。

「指導するのが面倒くさい」と言われてガッカリ

「上司に『オレってプレイングマネージャータイプだから、背中を見て育ってほしい。丁寧に教えるのも無理だし、指導するのも面倒くさいんだよな』って言われてガッカリした。一応部長なんだから部下の指導も仕事の一つなはずなのに…」と不満げに話すのは、メーカーの営業として働くAさんです。

「自分はまだ新卒入社2年目で、教えてほしいことや勉強したいことがたくさんある。だからこそ上司に『指導お願いします』と言ったらその返事。指導するのが面倒だとか言われてしまったら何か質問したり、フィードバックを求めたりしづらくなってしまう」と複雑な表情。

「うちは先輩の層も薄くて、1年目と2年目が合わせて10人、2年目社員の上はもう34歳の先輩。30代がほかに3人、そのうち1人が部長。そんな状況だからこそ、部長にもっと積極的に指導してほしかった」と話します。

Aさんをはじめ1~2年目の社員は電話で商談のアポ取りをする日々だそうですが、アポが取れても先輩のサポートがあまりなく、うまく成約にこぎつけられないことが多いのだと言います。「2年目の自分がいまだに暗中模索で商談をしている状況だから、1年目の後輩にも何も教えてあげられない」と悩んでいるようです。