コロナ感染が国内で初めて確認されてから早一年。大人たちの行動に変化が表れたように、子どもたちの心にも新型コロナは大きな影響を与えています。

一見、今までと変わりなく過ごしているような子でも、コロナによる生活の変化に大きく影響を受けているケースも少なくありません。

今回は、子どもがコロナ禍に対して感じていることにスポットを当てて、エピソードをご紹介。子どもの口からポロッと出た一言に、思わずドキッとした人も多いようです。

子どもがサンタさんへお願いしたのは…?

コロナ禍とは言え、昨年のクリスマスも例年と同じく、子どもたちはサンタさんを待ちわびていました。しかし、サンタさんへのお願いごとの内容には変化があった様子。これまでは欲しいおもちゃなどをおねだりしていたのに…どんな変化が表れたのでしょうか。

「毎朝子どもの登校に付き添っているのですが、クリスマスイブの日、友だちと合流した我が子がふいに『サンタさんに何をお願いしたの?』とみんなに質問しました。みんなどんなおもちゃをお願いしたのかなと楽しみに耳を澄ましていましたが、ある一人の子の返答がなんだか切なかったんです。『サンタさんには、早くコロナのワクチンができてコロナがなくなりますようにってお願いした。おもちゃはいらないから』って。答えたその子の気持ちを考えると、心がギュッと締め付けられるようでした」(34歳/女性)