いつが狙いどき?

では使わなくなった問題集はいつ売るのがベターなのか。おそらく夏休みに入る前ではないでしょうか。この時期には、高校総体(全国高等学校総合体育大会)や夏の甲子園(全国高等学校野球選手権大会)など運動部の大きな大会の都道府県予選が一段落します。全国大会に出場すれば夏休みに入っても部活は続きますし、春高バレー(全日本バレーボール高等学校選手権大会)や高校サッカー(全国高等学校サッカー選手権大会)もあります。

でも運動部所属の高校生は夏休みくらいに引退となり、そして夏休みは講習などが控えていて、いよいよ受験モードになってきます。この段階で共通テストの問題集の出品をした方がニーズがあるのではないでしょうか。

そして、もう1つの山は10月、11月です。息子を見ていて思ったのは、この時期は追い込みに入ってくるということです。いろいろな問題を解きたいのか、それとも「やってる感」を味わいたいのか不明ですが、やたら問題集を買っていました。

慌てずに時を待つのも手

共通テストは年に1回行われるとても重要な試験です。最新の問題集も使うのですが、過去問をよく解くことになります。2021年版であっても、需要はあるでしょう。今すぐ出品しなくてもいいのがメリットの1つ。じっくりと時を待つのも手です。

参考資料

・(※)独立行政法人大学入試センター「令和3年(2021年)度大学入学共通テストの出願状況(出願期間終了後)」

川崎 さちえ