2021年1月16日と17日に、大学入学共通テスト(以下、共通テスト)が行われました。国公立の大学や一部の私立大学の受験に必要とあって、53万5,244人が出願をしています(※)。多くの受験生は共通テスト対策として問題をひたすら解いたと思うのですが、試験が終わった今、その問題集はどうなっているのでしょう。売るという考えもあるでしょうけれど、タイミングは今ではないかもしれませんよ。
使い終わった問題集が山積みに
共通テストは、2020年までは「大学入試センター試験」と呼ばれていました。筆者ももう30年近く前に受けていて、そして2021年は筆者の息子が受験をしています。今回は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)があり、「無事に受験ができる」というだけでありがたい。親としてはそんな気持ちになりました。
共通テストが終わり一段落した息子の部屋には、これまで使ってきた問題集が山積みになっています。筆者には高校1年生の娘がいるので、その問題集の一部は娘が使うことになりそうですが、あまりにも量が多いため部屋の整理のためにも売ることも考えています。
売る場所はもちろんフリマアプリです。理由は書き込みなどがあって、古本屋さんでは買い取ってもらえない可能性が高いこと。そしてフリマアプリの方が高く売れると思うからです。ただ売るタイミングは今ではないと、筆者は考えています。
共通テストの問題集、今すぐ売らない方がいい理由
今はレッド・オーシャン!
共通テストが終わってもう問題を見たくない!そんな気持ちになってしまう受験生もいるのでしょう(我が息子も例外ではありません)。そのためか、今現在、たくさんの問題集が出品されていて、供給過多になっている状態です。そして受験生が使う問題集はほとんど同じなので、出品されている問題集も同じ顔ぶれになることも。
問題集の場合、問題を解くことができて解答がついていれば、多少ダメージがあってもあまり気になりません。もちろんダメージが気になるユーザーもいますが、コレクターアイテムではないのでこだわるポイントはそこではないのです。そのようなちょっと特殊なアイテムなので、同じ商品が並んでいる中で勝つには、値段を下げるしかないと思います。でもこれではちょっともったいないなと思ってしまうのです。
次に使う現在の2年生は、まだ共通テストモードではない
来年の共通テストを受けるのは、主に今の2年生です(今の時点では2次試験が終わっていないので、大学に合格するかはわかっていません)。2年生は、まだ学校の授業がメインになっているので、受験モードには入っていないのではないでしょうか。もちろんすでに受験モードの高校2年生、あるいは1年生もいますが、一般的に考えると2年生が受験を本格的に意識するのは、もう少し先ではないかと筆者は考えています。
いつが狙いどき?
では使わなくなった問題集はいつ売るのがベターなのか。おそらく夏休みに入る前ではないでしょうか。この時期には、高校総体(全国高等学校総合体育大会)や夏の甲子園(全国高等学校野球選手権大会)など運動部の大きな大会の都道府県予選が一段落します。全国大会に出場すれば夏休みに入っても部活は続きますし、春高バレー(全日本バレーボール高等学校選手権大会)や高校サッカー(全国高等学校サッカー選手権大会)もあります。
でも運動部所属の高校生は夏休みくらいに引退となり、そして夏休みは講習などが控えていて、いよいよ受験モードになってきます。この段階で共通テストの問題集の出品をした方がニーズがあるのではないでしょうか。
そして、もう1つの山は10月、11月です。息子を見ていて思ったのは、この時期は追い込みに入ってくるということです。いろいろな問題を解きたいのか、それとも「やってる感」を味わいたいのか不明ですが、やたら問題集を買っていました。
慌てずに時を待つのも手
共通テストは年に1回行われるとても重要な試験です。最新の問題集も使うのですが、過去問をよく解くことになります。2021年版であっても、需要はあるでしょう。今すぐ出品しなくてもいいのがメリットの1つ。じっくりと時を待つのも手です。
参考資料
・(※)独立行政法人大学入試センター「令和3年(2021年)度大学入学共通テストの出願状況(出願期間終了後)」
川崎 さちえ
