結果的には高額当選はおろか、少額当選さえ箸にも棒にも引っかかりませんでした。しかし、その数日間のほのかな高揚感を振り返ると「別に無駄なお金ではなかった」と実感。それ以来、「宝くじ=楽しみを買う」として、自分なりにルールを決めて宝くじやtotoを購入しています。
楽しみを買う「娯楽費」として計上する
筆者の宝くじ購入のルールは、毎月決めた購入額を守るということ。そして家計簿には「娯楽費」として計上し、旅行やレジャー、交際費と同じように扱うということです。
筆者夫婦は共働きでダブルインカムですが、筆者は自営業のため毎月の収入に増減があります。そのため、いつもより収入が多かった月にはそれまで買いたかった家電を購入したり外食が増えたりして、支出が増えることも少なくありませんでした。
しかし、そうしたボーナス的な収入があったからといって、いつもよりも宝くじをたくさん買うことは絶対に避けるべきこと。家計簿にはあくまでも「娯楽費」として計上することでギャンブルとしての扱いを踏み間違えないようにしています。
また、当選を夢見がちな宝くじですが、当然ながら当たらないことの方が圧倒的に多いもの。外れた場合に宝くじの購入額を「ドブに捨てた」と思うか、「楽しみを買った」と思うかで使ったお金に対する捉え方も変わってくるでしょう。筆者はあくまで「宝くじ=日々をワクワクさせてくれるもの」と考えて、使ったお金そのものや宝くじを購入した過去の自分に罪悪感を覚えないようにしています。