その他では、緊急事態宣言の再発出地域増加でも人出が減らない中、“巣ごもり生活”に関連する銘柄の一角が買われ、美顔器需要の拡大期待からヤーマン(6630)が+3%高に迫る上昇で高値引けとなり、使用機会の増加期待からコンドーム最大手のオカモト(5122)も堅調に値を上げたことが目を引きました。
日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄
- ファーストリテイリング(9983)
- 東京エレクトロン(8035)
- ファナック(6954)
この週末に東京五輪中止を匂わせるニュースが数多く出たことから、電通グループ(4324)が業績への影響懸念で▲3%近くまで下落しました。
また、先週末に決算発表を行った三越伊勢丹ホールディングス(3099)が、1月中旬までの売上高が想定以上に落ち込んでいることを明らかにしたことで▲7%安に迫る急落となりました。さらに、高島屋(8233)、J.フロント リテイリング(3086)、エイチ・ツー・オー リテイリング(8242)など他の百貨店株も総崩れ状態となっています。
さらに、先週半ばに一旦買い戻しで上昇した精密機器株が一転して売られ、ニコン(7731)が一時▲7%安へ急落し、キヤノン(7751)、リコー(7752)、コニカミノルタ(4902)なども軒並み大幅安で引けたことが注目を集めました。
その他では、松竹(9601)が一時▲6%安に迫る急落となったことも目を引いています。
葛西 裕一