節約するよりも収入源を増やした方がお金持ちに近づける!

例えば、月収10万円のパート主婦の目線で考えてみましょう。就学前の子どもを2人育てていると考えると、働ける時間や曜日が制限されてしまいます。子育て世代の母親のほとんどが子どもに合わせたキャリアプランを形成していて、妊娠・出産を機に離職した人も少なくありません。

厚生労働省の「毎月勤労統計調査(令和元年分結果確報)」では、主婦に人気の飲食サービス業等の平均月間現金給与額(パート)は約8万円、比較的賃金が高い医療・福祉・製造業でも約12万円という結果が出ています。

月10万円の収入をそのまま自由に使えるのが理想ですが、なかなか理想どおりにいかない家庭も多いのではないでしょうか。10万円の稼ぎのうち2〜3万円の節約に成功するよりも、働き方を見つめ直して収入アップにつなげたり、サイドビジネスなどで一気に月額10万円以上のプラスを生み出したりする人もいます。

要は「節約<収入源の確保」に力を注いだ方が、結果的に金銭的余裕に近づける可能性が増えるというわけです。

収入アップの具体化を!自分に合った収入源を見つけよう

収入を増やすためには、「自分は何がしたいか」ではなく、「何ができるか」「何が得意か」「何が長けているか」に着目し、新たな収入源を探すのが良いでしょう。

世の中のほとんどのビジネスは「需要と供給」によって成り立っています。例えば、髪の毛を切りたいと考える顧客と、髪の毛を切る技術を持った美容師。両者の需要と供給が重なったところに、お金は発生します。したがって、自分に何ができるのか・どんな技術を持っているのかによって、ある程度の方向性が見えてくるということです。

「自分は何のスキルも資格もない」という人にも、長所や向いていること、人よりも上手くできること、素早くできることが必ずあるはず。まずは自分自身の性格や素質を客観的に注視し、どのような働き方ができるのか考えてみましょう。