新型コロナウイルスの感染拡大が、経済活動にも大きな影響を与えた2020年。自身の収入や支出にも大きな変化があったという人も多かったのではないでしょうか。

2020年を振り返る。夏、冬ともにボーナスが減少した人多数。アイネット証券が2020年12月に公表した『2020年の冬のボーナス』の調査結果によると、支給されたボーナスの金額の増減について、以下のようになったそうです。

昨年に比べて、ボーナスの金額が上がった?下がった?

<2020年夏のボーナス>
・上がった  … 12.2%
・変わらない … 50.4%
・下がった  … 37.4%

<2020年冬のボーナス>
・上がった  …  9.8%
・変わらない … 46.4%
・下がった  … 43.8%

また、「冬のボーナスにどのぐらい変化があったのか」という点についての結果は以下。

・91~100%DOWN  …  5.2%
・81~ 90%DOWN  …  4.2%
・71~ 80%DOWN  …  5.0%
・61~ 70%DOWN  …  3.0%
・51~ 60%DOWN  … 10.1%
・41~ 50%DOWN  …  6.8%
・31~ 40%DOWN  …  9.5%
・21~ 30%DOWN  … 14.3%
・11~ 20%DOWN  … 16.1%
~10%DOWN …  25.8%  

ほとんどの人が~30%未満のダウンだったものの、3割ほどの人が半分以下になってしまっていることがわかります。
また、「今年の冬のボーナスが下がったことで何か対策をしていますか?」の設問についての回答結果は以下。

・節約         …  39.7%
・特に何もしていない  …  38.6%
・家計の見直し     …  11.0%
・投資         …  6.5%
・副業         …  3.7%
・その他        …  0.5%

「特に何もしていない」という人も多いものの、ボーナスが減ったことで、「節約」「家計の見直し」など、半数近くの人が資産を守ろうとする動きをしていることがわかります。