ズボラでもできる「ほったらかし貯金」って何?

ほったらかし貯金は、その名の通りほったらかしでもお金が貯まる仕組みを構築しておくことです。「貯金しなきゃ!」と意識せずともお金が貯まる仕組みにしておけば、労力もストレスもなくお金を貯めることができますよね。

ほったらかし貯金自体は、とてもシンプルな形で実現できます。銀行の「自動入金(または自動送金)サービス」を活用するのです。これは銀行が提供するサービスの一つで、指定した金額を指定した預金口座に自動で振り込むもの。なお、振込先が同一銀行内の場合と他の銀行の場合等で手数料が異なる点には注意が必要です。

具体的には、給与が振り込まれる口座から預金用口座に自動で振り替えてくれるように設定するだけです。ただし、いくつかポイントがあります。

ほったらかし貯金を始めるときの注意点

1. 振込日の設定

1つ目は、振込日についてです。基本的には、お給料日の翌営業日に設定するといいでしょう。ほかのタイミングだと、設定した金額が確保できない可能性があります。

たとえば毎月3万円貯金したいと思っていても、すでに銀行残高が3万円を切っているということが起こりうるのです。お給料日の翌営業日を振替日としておけば、設定金額が残っていないということは避けられます。

2. 銀行の選択

2つ目は、自動入金サービスを提供している銀行としていない銀行があるため、それを考慮して銀行を選ぶこと。当然ながら、このサービスを提供していない銀行の場合は実現できませんので、諸条件と合わせて確認することが大切です。

また、銀行口座は、用途によって3つ以上に使い分けると使い勝手がよくなります。給与口座、貯金用口座、生活費決済用口座の3つを柱に、自分なりに使いやすいように口座数を増減させるとよいでしょう。