新年こそ後悔しない賢いお金の増やし方

資産運用を始めることに対して、なんとなく怖いイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。
確かに投資では、リターンを得るために「リスク」が伴います。

投資の世界のリスクとは、「損をする可能性」を指すのではなく、「リターンの振れ幅があること」を指します。
このような振れ幅が大きいほど大きく利益がでる可能性も高く、逆に大きく損をしてしまう可能性もあります。

このリスクを上手にコントロールして、コツコツとお金を増やしていく方法があります。
それが投資の大原則といわれる「長期・積立・分散」方法による投資です。

長期投資

長期投資とは、その名の通り、じっくりと資産形成するために長期にわたって金融商品を保有し続ける投資方法です。
株式のような金融商品は短期的にリターンが大きく変動することもありますが、長く保有すれば、そのようなリターンの振れ幅が小さくなり、安定した収益を得ることが期待できます。

積立投資

積立投資とは、自分が決めたタイミング・金額で定期的に金融商品を購入する投資方法です。
積立投資には、定量購入する方法と、定額購入する方法があります。
特に、定額で購入する方法は「ドル・コスト平均法」といって、「長期・積立・分散」を実践するうえでの大きな武器となります。

分散投資

分散投資は、投資先や購入する時期を分散させることで、価格の変動を抑え、安定したリターンを狙う投資方法です。
具体的に、分散の仕方には以下の3つの方法があります。

  • 1. 資産の分散・・・株式、債券、投資信託など異なる特徴を持つ資産に分散する
  • 2. 地域の分散・・・日本国内と国外など、複数の地域や通貨の金融商品を組み合わせること
  • 3. 時間の分散・・・1回のタイミングでまとめて購入するのではなく、積立投資のように複数のタイミングで購入すること

日本証券業協会によると、「長期・積立・分散投資」をすることによって、収益が安定し、元本割れする可能性が小さくなりしっかりと資産を育てていけるということが証明されています。