年収400万円の人と年収1000万円の人の行動・思考の違いとは

「年収1000万円以上の人って、どんな思考パターンなのか気になります。やはり“一般庶民”とは違って、ユニークな発想力や独自の哲学があるのでしょうか。自分も参考にして、少しでも仕事や収入のレベルを高めてみたいです」(JF 41歳)

年収400万円と年収1000万円。人の行動や思考に、違いはあるのでしょうか。もともと高収入が期待できる業界でキャリアを積んできた、というケースはここではさておき、「どのような行動・思考をする人が質の高い仕事をし、高収入者になりやすいのか」にフォーカスしてみましょう。

目標設定が具体的

「将来は年収1000万円になりたいなぁ」と漠然とした夢を語るだけのAさん。「将来年収1000万円になりたいなら、今、この瞬間からできることは何だろう」と具体策を考え始めるBさん。いうまでもなく、Bさんの方が夢を実現しやすい思考を持っているといえます。

さらに、最終目標である「年収1000万円」を仮に10年後と定めておくと、「5年後にはこんな役職についていたい」「そのために1年後にはこんな資格を取ろう」と、夢の実現から逆算した長・中・短期目標を決めて実行に移しやすくなります。予定外のことが起きた場合も軌道修正しやすく、より夢の実現が近づくといえるでしょう。

PDCAサイクルで成果を出す

いわれたことを「ただやって提出する」だけでは成長が期待できず、年収アップも遠のきそうですよね。P(Plan計画)・D(Do実行する)・C(Check成果を確認する)・A(Action改善する)。いわゆる“仕事ができる”人は、PDCAを繰り返しながら成果を上げているといえます。

コミュニケーション能力が高い

自分の考えを必要に応じてきちんと相手に伝えることができる人は、周囲との意思疎通もスムーズになり、仕事の質向上につながるでしょう。「論理的」「感情的」の区別がつき、それをバランスよく上手に使い分けることもコミュニケーション上手な人の特徴のひとつです。「論理的」なだけでも「感情的」なだけでも、人はついてこないでしょう。

学ぶ意欲がある

新しいシステムや知識、情報、また、自分とは異なる意見にも耳を傾けてみる。こうしたことも、何の前触れもなく突然訪れる「千載一遇のチャンス」をつかみやすくします。自分のやり方や価値観だけに固執せず、フレキシブルな状態でいたいものですね。