生活に余裕が出せる600万世帯。現実的な暮らしが吉

年収が600万円台になると、確かに平均年収よりもゆとりのある生活が送れるようになるでしょう。きちんと生活設計をたてれば、十分な貯蓄もつくれるはずの年収です。しかし、純貯蓄の少なさがみられるように、身の丈に合った現実的な暮らしを送ることが大前提となります。

コロナ禍によって家計にも多大な影響が出ている今。共働きで世帯年収をあげれば、年収600万円も届かない額ではありません。将来のことを考えて、まずは年収600万円を目指してみてもいいかもしれませんね。

【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。


【参照】
国税庁「令和元年分 民間給与実態統計調査
総務省統計局「家計調査 貯蓄・負債編 二人以上の世帯(2019年)
<用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出・7-1貯蓄・純貯蓄・負債現在高階級,年間収入階級別
<貯蓄・負債>貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高・8-2年間収入階級別
 

古谷 梨子