伝えたいイメージから色を選ぶ

では、具体的に色が持つイメージを確認していきましょう。

熱い、強い、情熱的、活動的な、パワフル、エネルギー

ピンク

かわいい、やさしい、甘い、愛、幸せ、優美、喜び

オレンジ

暖かい、元気、健康的、楽しい、親しみやすい、安い、美味しい

活気、希望、喜び、賑やか、幸福、注意、お金、光、前向き

自然、安らぎ、落ち着き、癒し、若さ、新鮮、安全、平和、健康

冷静、知的、爽やか、信頼、誠実、平和、真面目な、静か

高貴、高級、フォーマル、不思議、妖艶、和風、派手、神秘的

純粋、清潔、無垢、明るい、平和、未来、潔白

強さ、高級感、フォーマル、かっこいい、モダン、重厚感

グレー

落ち着き、控えめ、都会的、あいまい、慎ましい、静か

このように、色には必ずイメージが伴います。色に対するイメージは国や地域など文化の影響を大きく受けますが、一般的には上に挙げたような印象で受け止められます。

資料作成において、色の役割はあくまで内容をサポートすること。高級感を演出するなら黒や紫、健康を訴えるなら緑やオレンジなど、伝えたいメッセージに合った色を選ぶことで、より直感的に伝わりやすくなります。なんとなくの好みで選んだり、デフォルトの設定のまま色を使ったりすることは避けましょう。

そして、鮮やかすぎる色を使うのもNGです。安易にビビッドカラーのような色を選ぶと、刺激が強くて読みづらく、「とりあえず色をつけている」ようで知的な印象を損ねてしまいます。同じ赤や黄色でも、少しだけ“くすませる”ことで洗練された・落ち着いた印象になるため、ぜひ意識してみてください。