絶対やるべき節約とは?
続いては、やるべきこと。私たちにとって有益で効果が出やすく、節約してよかったと思えるものが基本です。それをさらに分解すると次のような節約になります。
無駄遣いの削減以外にもいいことがある節約
たとえば、外食やコンビニ弁当ばかりだった人が、自炊するようになって健康的になったというのがいい例です。つまり、無駄遣いを減らすという節約本来のメリット以外にもメリットが見つかるようなことがいい節約です。
たとえば、30代女性のDさんは、夫と買い物に行くのに隣駅のスーパーまで歩くことにしたのだそう。2人で隣駅のスーパーに行くと地味に交通費がかかるというのです。
その結果、1駅歩くのに慣れて2駅隣のゴルフの練習場まで歩いたり、3駅隣の大型商業施設まで歩くようになったと言います。これは節約以外にも運動習慣がつくというメリットが付随してきますよね。こういう節約は大いにやっておくべきでしょう。
無意識のうちに支払っていたお金の削減
1か月だけでも家計簿をつけてみると、意外と無駄なお金を払っていたことに気が付く人も多いと思います。
20代女性のEさんは、自覚がないままマンガアプリの月額会員になっていたことに気が付いたのだそう。クレジットカードから毎月数百円の会員費が支払われていたのです。また別の20代女性のFさんは、フィットネスアプリの月額会員として毎月1,000円以上の支払いをしていることに気が付きました。
アプリ内課金がふえてきた現代では、このように無意識のうちに課金していたり、無料のお試し期間を過ぎて有料会員になってしまっているケースもあります。筆者も、目覚ましアプリの半年契約を知らない間にしていた、なんていうこともありました。こうしたムダを避けるため、アプリの課金状況を時々チェックするとよいでしょう。