Hさんはすぐさま該当サービスの解約手続きを進めましたが、時すでに遅し。当月分解約の期日を過ぎてしまっていたため、翌月も2,000円の会費を払う羽目に。結局Hさんが支払った会費は合計4,000円。1,000円分のポイントのために3,000円を無駄にする、という本末転倒な結果に終わってしまったのです。
「夫に打ち明けると、あきれた様子で『ポイ活もほどほどにしておけば?』と釘をさされてしまいました」
しかし、「1カ月無料お試しで、ポイントXX円分プレゼント!」の魅力にはあらがえない…というHさん。
「対応策として、無料キャンペーンに応募したときは、スマホのカレンダーにキャンペーン終了日を登録。リビングのカレンダーにもキャンペーン終了日を記載して、解約忘れを防止しています」
気に入ったサービスで、キャンペーン期間中によく利用したのならまだしも、まったく利用しないサービスの料金を支払うことほど悔しいことはない、とHさん。4,000円は手痛い勉強代となったようです。
まとめ
主婦としては、楽しく節約したいもの。そのために試行錯誤の日々…といっても過言ではないかもしれません。しかし、目的もなく「節約すること」だけに重きをおいてしまったり、見聞きした節約術をあれもこれもと手当たり次第に試してみたりするのは失敗のもと。
節約をするにしても、まずは「何のために節約をするのか」「無理なく長続きできる、自分に合った節約方法はどれか」をしっかりと考えることが大切です。それこそが「成功する節約術」の第一歩と言えるのではないでしょうか。
大中 千景