年始には「今年こそ」と1年の目標を立てる方も多いと思います。一家の主婦にとって永遠のテーマのひとつといえば、やっぱり「節約」。無理なく節約を実践できたら、家計面でプラスになるのはもちろんのこと、気持ちの面でも達成感を味わうことができます。

そうはいっても、「節約をしたいけれどなかなかうまくいかない…」という人が多いのも事実。今回は「節約をしていたつもりが…まったく節約になっていなかった」という失敗談をご紹介します。

「値上げの前にまとめ買い」の落し穴

最初にご紹介するのは、40代の主婦Fさんの失敗談。

Fさん夫婦は、そろって大のお酒好き。1日の終わりにふたりでその日あった出来事を肴に晩酌をするのが何よりの楽しみなのだそうです。

そんなふたりの元に訪れた衝撃のニュース、それは「2020年10月から新ジャンル(第3のビール)値上げ」。新ジャンル愛飲家のふたりにとって、値上げは家計に響きます。ならば、値上げ前にまとめ買いをしておこう、と8月の時点で買いだめを決行したのだとか。

しかし…。

「家にお酒があると、つい飲んじゃって…10月を待たずに買いだめした新ジャンルを飲み切ってしまいました」

もともとお酒好きなふたり、早い時点で買いだめしてしまったのが仇となり、「なくなったらまた買い足せば大丈夫」とついつい酒量が増えてしまったのだそう。結局、毎月1万円ほどだったアルコール費は、8月・9月で倍の2万円近くに!

「節約のために買いだめしたのに…まったく逆効果になってしまいました」

いたく反省したFさん夫婦、今は毎日行っていた晩酌を、週末のみに控えているそうです。