新年あけましておめでとうございます。

2019年の「老後資金2000万円問題」で資産運用への関心が高まり、2020年はコロナ禍で一時的な暴落はありましたが、その後は日経平均株価が29年ぶりの高値、NYダウは史上最高値を更新しました。

最近に投資を始めた人は利益をだしている人も多いでしょうが、資産運用というのは短期ではなく長期で利益をだすことを目指すものです。10年、20年といった長期で資産運用を成功できるのは、どのような人なのでしょうか。

この記事では、証券会社に長年勤めた経験を持つ元証券マンが、資産運用が成功する人の特徴について、3つ解説します.

その1:長期・積立・分散投資をしている

資産運用する目的は人それぞれですが、「老後資金のため」という人も多いでしょう。

日本人は年々長寿化しています。1950年頃の男性の平均寿命は約60歳でしたが、現在は約81歳まで伸びています。

現在60歳の人の約4分の1が90歳まで生きるという試算もあり、まさに「人生100年時代」を迎えようとしているのです。

ただ投資というと、「短期間で大きく増やそう」と考えてしまう人もいます。ですからタイミングを計り、まとまった資金を投じてしまう人も少なくないのです。

たしかに株などの投資商品を安値で買って高値で売却すれば利益はでますが、完璧なタイミングで売買するというのは、プロでもほぼ不可能です。

投資のタイミングを考えるのはやめ、毎月少しずつ積立投資しながら幅広い金融商品に分散投資するのが、失敗するリスクを下げる投資手法なのです。