人生100年時代を迎え、資産寿命を延ばすことが必要

老後資金は人それぞれのライフスタイルによって大きく異なります。

老後資金が十分確保できる人もいるでしょうが、これまでより寿命が伸びる以上、これまでよりも多くのお金が必要になり、資産寿命を伸ばすことが大切になってくるのです。

現役世代であれば、長期・積立・分散投資による資産形成の検討をしていく必要があります。

つみたてニーサやイデコなどの非課税制度を利用する

長期・積立・分散投資による効果は、投資先を分散するほど、積立期間を長期にするほど収益がばらつきにくくなる傾向があります。

さらに長期・積立・分散投資を支援する制度として、つみたてニーサやイデコといった非課税制度があります。

つみたてニーサは、投資対象が手数料の安い公募株式投資信託などに限定されており、年間40万円までの積立投資について運用益が非課税になるのです。

またイデコは掛金の上限が年間14.4万円から81.6万円で、運用益が非課税になるだけでなく、掛金の全額所得控除、年金受取時も一定の税優遇があります。

これらの税制優遇制度を利用すれば、老後に向けた資産形成をより有効にできるようになるのです。