「貯蓄家」を目指すには?
お金を貯めるには、貯めるしくみがうまく回っていくように、マイルールを作っていくことがオススメ。給与天引き貯金が分かりやすい例でしょう。
その他、貯蓄専用の口座を作ってお金を分けていく方法もおすすめです。引き落とし予定の固定費(光熱費や通信費など)や、1カ月で見込まれる買い物費以外のお金を貯蓄専用口座に移動させて引き出さないように決めます。
上記(2)のBさんは、お給料が振り込まれたらすぐに貯金分の3万円を貯金口座に移すこと決めています。さらに、すべての通帳は月に1度記帳し、1カ月の固定費を正確に把握しています。の多さを実感できますし、今月だけで何回預金を引き出したのかも把握することができます。貯金口座のお金がしっかり残っていることも実感できたようです。
Bさんによると「最初は貯金用口座に移したお金も、少し使ってしまうことがあった」といいますが、「貯金用口座のキャッシュカードは持ち歩かず、自宅の決まった場所にしまっておくことにしました」とマイルールを設定。引き出したくても利用できない環境を自分で作りだしたのです。お金を管理する環境を整えることで貯金を継続できているといいます。
おわりに
思うようにお金が貯まらない・・・。そんな場合でも、家計を把握した計画的な支出を守ることで、無駄使いは防げるはず。
ちょっと注意が必要なのは、「貯まらない理由」が、わからないまま悩んでいるケースです。
まずは、おサイフの中身の整理、身の回りの断捨離といった、「片付け」を通じて、ご自身の持ち物を棚卸ししてみましょう。抱えていた課題点が、見つかるかもしれません。
日々の暮らしを客観的に見つめてみると、お金が消えていく理由がはっきりしてくるでしょう。
なかなかお金が貯まらない・・・人知れずそんな悩みを抱えている人は、来年こそ「貯蓄家」体質を目指して、ご自身に合った方法で「貯めるしくみ」を作っていきましょう!
【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。
【参考】
「<世代別の老後資金に関する実態を発表>年収に対する貯蓄の割合、10%以下は「浪費家」、30%以上は「貯蓄家」と認定!」松井証券株式会社
LIMO編集部