浪費してないけど「なぜか貯められない」・・・

このような世の中のイメージを知ったとしても、実際には「贅沢していない」「貯めたいけれど、なぜか貯まらないだけ」ということはないでしょうか。無駄遣いしているつもりもなく、贅沢でもなく。「浪費なんてしていない」けれど「貯められない」というケースです。

ここから「なぜか貯められない」という人から聞いたエピソードを集めてみました。

 その1「クレジットカードの利用額が大きい」

クレジットカードの利用額が、収入と比べて大きいというケースです。
「貯めたくても毎月結局、ギリギリの生活になってしまう」というAさん。「同僚はもっと買い物をしているし、悠々とした生活を送っている」と言います。

実際の所は、クレジットの請求分が大きく、毎月大きな金額が引き落とされていたのです。
「なぜ自分は貯まらないのかわからない」という場合はクレジットカードの請求額に注目してみましょう。

その2「預金を引き出す→使いきる」のくり返しで赤字に。

会社員のBさんは財布の中身が無くなってから口座から下ろすというスタイルで、決して多額の現金を持たない主義です。なのにお金を貯めたくても、どうしても毎月ぎりぎりの生活になるといいます。

「必需品だけ。そう判断しながら買っている」とのことですが、1カ月分のレシートを見直してみると、お財布の中にお金があるとその分だけ使い切ってしまうことが分かりました。何回も預金を下ろして財布の中身を使い切って、というパターンを繰り返していたのです。

この場合、1か月分の出費を認識して、「代わりに他の出費は抑えよう」と自分にブレーキをかけることがポイントとなります。