封切後、しばらくしてMX4D・4DX対応するケースも
MX4D・4DX対応している劇場は全国で約80と非常に限定的です。一般社団法人日本映画製作所連盟によれば、全国にスクリーン数が3,583(2019年12月現在)あることを考えると、その希少性が伺えます。
また、各作品に合わせて動き・匂い・エアー・水の演出を組み込む必要があるという制約もあり、通常代金に1000円程度の追加料金がかかります。
したがって、MX4D・4DX対応は観客が「高いチケット代でもいい!」と思うような、大きな収益が見込めるタイトルに限定されます。
資金力があるハリウッド映画は初回上映時からMX4D・4DX対応し、それを喧伝しているケースも多く、「海外モノの特権」と勘違いしやすいですが、近年は邦画もMX4D・4DX対応タイトルが増えてきています。また、「鬼滅の刃」のように、上映後に追加で対応が決定するケースもあります。
さらに、初回上映終了後、2020年に4DX対応でリバイバル上映というケースもあるので、初回上映でMX4D・4DX対応されていなくても収益が見込めるタイトルであれば後ほど対応する可能性もあります。