今だからこそ考えたい、貯蓄を増やすための行動

しかし、たとえ大企業に勤めていたとしても、今回のような予期せぬリスクで給料や雇用が不安定になることもありえます。コロナ禍の今だからこそ、将来を見据えた貯蓄を増やすための行動について考えてみましょう。

1:共働き・副業で収入源を複数確保する

先ほどご紹介した総務省のデータでも、「世帯主の配偶者のうち女の有業率」は平均53.2%でした。2世帯に1組は共働き世帯である今。また、副業を許可している企業も増えてきています。やはり収入源を複数持つことは、リスク分散の上でも重要なポイントでしょう。

2:支出の見直しをする

節約するうえでも重要なのは、まず家計の支出を見直すことです。月の出費を可視化して、無駄な部分がないか再度確認してみましょう。しかし、支出を絞りすぎると生活が苦しくなるので、バランスを保つことが大切です。

3:制度を賢く利用する

「つみたてNISA」や「iDeCo」など、節税しながら老後資金を作れる制度を取り入れるのもおすすめです。また、個人事業で休業を余儀なくされるなど収入が途絶えてしまう際も、助成金などの制度が利用できる場合もあるため、まずは相談してみることが大切です。