2021年に始める、節税もできるつみたてニーサ

つみたてニーサはどのようなメリットがあるのか

毎月1万円を積み立てて、本当に20年後に利益がでているのでしょうか。これは、誰にも断言することはできません。しかし、リスクを回避するために重要なポイントが、この「つみたて投資」にあります。

一般的に投資をするタイミングを計ることはとても難しいものです。資産運用のプロでもタイミングをはかることは難しいとされています。

そんな時、私たちが活用すべき方法に「つみたて投資」というものがあります。

「つみたて投資」とは、あらかじめ決まった金額を続けて投資することです。このようなつみたてを長期間続けることで、結果的に元本割れする可能性が低くなる傾向にあることは見逃してはいけません。

例えば、今から20年間つみたてニーサで毎月1万円の積立をはじめると、20年後の投資元本は240万円となります。それに対して毎月5％の複利で運用ができていれば、20年後資産は411万円となり、元本の240万円と比較し170万円以上の利益が期待できます。

さらにつみたてニーサの最大の特徴は、20年後払い出す際、運用益が非課税になることです。

もし先程の例のように毎月1万円を20年間、一般的な課税口座でつみたて運用した場合、解約時に利益として期待できる170万円に対し、20.315％の税金がかかります。金額にすると34万5000円程度です。

しかし、これをつみたてニーサで運用した場合、非課税期間内であれば、先程の170万円は全額非課税で受取ることができます。

もちろん運用成果によりますが、上記の例の場合は全く同じように運用していても、解約時の税負担がなくなるだけで34万5000円の節税効果が期待できるという訳です。これは上手に活用しない手はないですね。