老後に3000万円の差がつく資産運用のハウツー

Aleksei Morozov/iStock

新年おめでとうございます。

今年は新年恒例行事である初詣や帰省、新年会ではなく、自宅でゆっくりと過ごす、今まで経験したことのないような静かな年明けだった方も多くいらっしゃるでしょう。いつもの当たり前がいかに幸せなことだったかを痛感します。

一方で、お金の不安、特に老後へのお金の不安から、若年層を中心に資産運用への関心が高まっているようです。

資産運用といえば、富裕層や高齢者しかやらないものというイメージもあるように、日本は投資の後進国だと言われていますからまだまだ資産運用にアレルギーのある方も多いと感じています。

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今回はFP(ファイナンシャル・プランニング技能士)の資格を持つ、FPの視点からこの年始にぜひ知っておいていただきたい資産運用方法についてご紹介します。

老後いくら必要か

まずは老後にいくらあれば少し安心した老後を過ごせるのか、2019年に話題となった「老後2000万円問題」を例に、確認してみましょう。

記憶にないという方もいらっしゃるかもしれませんが、「老後2000万円問題」と言われる発端となったのは、金融庁の金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」が公表され、それによれば老後は年金収入の他に約2000万円が足りなくなるということからでした。

ただしこの2000万円は夫婦二人世帯(夫のみ会社員、妻は専業主婦)の日常生活費で計算されており、持ち家が前提になっていることや介護費用が考慮されていないこと、ゆとりある老後の費用は含まれていないことを考えると世帯のケースによっては2000万円では足りなくなることが分かります。

安心して、ゆとりある生活を望む場合は2000万円ではなく3000万円くらいあることが理想ですが、3000万円と聞いてどんなイメージを持つでしょうか。

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執筆者
三輪 文
  • 三輪 文
  • ファイナンシャルアドバイザー

二級ファイナンシャル・プラニング技能士(FP2級)。はたらく世代の資産運用サポート促進のためのマネーセミナーで登壇多数。二種外務員や保険募集人資格を短期間で取得。生命保険から投資信託までの幅広い金融商品を活用し、総合的な視点からライプラニングや資産運用アドバイスを行う。また、中学生から芸能活動をスタートし、役者やラジオパーソナリティ、モデルなどとして幅広く活動。フリーランスなどの経験と女性の視点も併せて資産運用の初心者にでも分かりやすくお金の話を伝えることに努力している。

監修者
泉田 良輔
  • 泉田 良輔
  • 証券アナリスト/経営者/元機関投資家

愛媛県松山市出身。2013年に株式会社ナビゲータープラットフォーム(以下、ナビプラ)をシティグループ証券出身の証券アナリストであった原田慎司らとともに創業。ナビプラでは2013年に、個人投資家のための金融経済メディア「Longine(ロンジン)」を立ち上げ、編集長に就任。その後、株初心者向けネットメディア「株1(カブワン)」、2015年には、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」の前身となる「投信1(トウシンワン)」を立ち上げる。それ以前は、日本生命・国際投資部で外国株式ファンドマネージャー、フィデリティ投信・調査部や運用部にて10年に渡ってインターネット、電機(半導体・民生・産業エレクトロニクス)、機械(ロボットやセンサー企業中心)といったテクノロジーセクターの証券アナリストや中小型株ファンドのアシスタント・ポートフォリオ・マネージャーとして従事。スペイン・ドミニコ会ロザリオ管区が設立した私立愛光中学校・愛光高等学校で6年間の寮生活を経て、慶応義塾大学商学部卒業。学部では深尾光洋ゼミにて国際金融及びコーポレート・ガバナンスを専攻。アジア通貨危機、昭和金融恐慌などの金融パニックのメカニズムを金融政策や金融機関への規制の観点から研究。それらの内容は「昭和金融恐慌からの教訓 平成恐慌になにをどう生かすべきか」(三田商学研究学生論文集)として発表。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修了(同研究科最優秀賞受賞)。大学院では農業用水を活用した小水力発電システムをテーマに再生可能エネルギーシステムデザインの研究を行う。著書に『機関投資家だけが知っている「予想」のいらない株式投資』(ダイヤモンド社)『テクノロジーがすべてを塗り変える産業地図』『銀行はこれからどうなるのか』(いずれもクロスメディア・パブリッシング)『Google vs トヨタ 「自動運転車」は始まりにすぎない』(KADOKAWA)『日本の電機産業 何が勝敗を分けるのか』(日本経済新聞出版社)。また「日経BizGate」での連載「泉田良輔の新・産業鳥瞰図」「現代ビジネス」「東洋経済オンライン」「プレジデント」などへの寄稿や対談も多数。対談記事例としては「【未来予想】ブロックチェーン革命が、「半沢直樹」の世界に終わりを告げる」や「【未来予想】アマゾンとビットコインが、次世代の「銀行」になる理由」(いずれもNewsPicks)、「米独に遅れる日本の自動運転、自動車も電機の二の舞に?」(週刊ダイヤモンド)。海外ジャーナリストからインタビューされることも多く、Financial TimesThe EconomistBloombergにおいて自動車や金融業界についての国内外産業動向コメントも発信している。講演会や動画での情報発信も盛んに行っており、NewsPicksのTHE UPDATE、日経ビジネススクール慶應丸の内キャンパス慶應義塾SDMアカデミーヒルズなどでも講義を行う。またNewsPicksのNewSchoolではプロジェクトリーダーとして「本当に初心者のための資産運用」を開催。東京工業大学大学院非常勤講師として「エネルギー政策・経済特別講義」を2016年度から行う。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA) Blog:「泉田良輔の考え」 Twitter: @IzumX